大学院

大学院って何するところ?

 皆さんは「大学院」にどのようなイメージをもっているでしょうか。「科学者(研究者)になりたい人がいくところ」、「変わった人が集まってるところ」などいろいろあるかもしれません。もしくは、全くイメージのわかない人も多いでしょうか。  大学院は「修士課程(2年)」と、修士修了後に続く「博士課程(3年)」からなっており、各課程を修了できれば「修士号」、「博士号」という「学位」が取得できます。では、大学卒業後さらに2年もしくは5年の期間をかけて、何を学ぶのでしょうか。大学4年間の最終学年である4年生の1年間は主に卒業研究に当てられています。そこでは、3年生までに学んだ知識(既知)を総動員して、未知の現象を解き明かすことに取り組みます。ただ、卒業研究の1年間は短かすぎ、ようやくその解決の糸口をつかめた、ということはよくあることです。大学院とは、手繰り寄せた端緒から詳細を明らかとし、大きな成果へと結びつける過程です。この過程で、問題発見能力、問題解決能力、論理的思考力、コミュニケーション力、自己管理力、粘り強さなどが磨かれます。大学院で過ごす時間とは、科学者、技術者としてのみならず、社会人としての人間力を大きく伸ばす機会なのです。そのため、今や大学院での研究の経験は、大学や公的研究機関の研究者を目指す人だけでなく、一般企業で技術職や研究所職に就きたい人にとっても必要な過程となっています。大学院で学位を取得した皆さんの先輩たちは、大学の教員や博士研究員(ポスドク)、公的研究機関の研究員、企業の技術者など、学、官、産の最前線で活躍しています。
 もちろん、大学院に進学するとその分だけ学費と時間がかかります。そこで本学には、3年生から修士課程に進学できる「飛び級」制度や、修士課程での「ミライクエリート(授業料全額免除)」、「ミライク40(授業料半額免除)」といった特待生制度、全国でも例のない博士課程での「学生助手制度(研究室助手として採用することで授業料を実質免除する)」など、支援制度を充実させて進学しやすい環境を整えています。文科省(日本学術振興会)でも、博士課程に進学した大学院生の中から成績優秀な人には返還不要の給与(月に20万円、3年間で720万円)を出す特別研究員制度を設けています。崇城大学でもこれまでに3名採用されています。 将来研究者や技術者を目指す人はもちろん、だれも知らない生命の謎を解き明かしたいという好奇心旺盛な人、社会人としての人間力をより磨いて就職したいと考える人など、皆さんの将来の夢を実現するために大学院での学びはきっと役に立つはずです。
 皆さんと一緒に研究できることを楽しみにしています。
(応用生命科学専攻長・石田誠一、応用微生物工学専攻長・三枝敬明)
    

講座と研究室の紹介

応用生命科学専攻

    

講座名 研究室名 教授 准教授 助教
生命情報科学講座 武谷研究室 武谷 宮原、江﨑  
齋田研究室 齋田    
医用生体工学講座 松本研究室 松本、後藤、市原   奥村
生命医薬科学講座 石田研究室 石田、松下 古水  
細胞工学講座 宮坂研究室 宮坂、山本  
生命環境科学講座 千々岩研究室 千々岩 西山、平  

応用微生物工学専攻

講座名 研究室名 教授 准教授 助教
生物機能科学講座 原島・浴野研究室 原島、浴野    
岡研究室   門岡
生命分子化学講座 安藤研究室 安藤 太田  
生物資源環境工学講座 長濱研究室 長濱  
食品生物化学講座 寺本・三枝研究室 寺本、三枝 小島  
西園研究室 西園    
微生物遺伝学講座 田口・笹野研究室 田口、笹野    

過去問題集

応用生命科学専攻

平成22年度用

平成23年度用

平成24年度用

平成25年度用

平成26年度用

平成27年度用

平成28年度用

平成29年度用

平成30年度用

平成31年度用

令和2年度用

令和3年度用

令和4年度用

令和5年度用

応用微生物工学専攻

大学院入試や過去問については、専攻長までお問い合わせください。
(専攻長 安藤祥司 andosho@bio.sojo-u.ac.jp)





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