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生物生命学科 2022年4月開設

崇城大学生物生命学部は、応用微生物工学科と応用生命科学科の二学科が一学科に統合し、2022年度より新しく生物生命学科としてスタートしました。新しい生物生命学科では、2年次より生物機能科学コースと応用生命科学コースのどちらかを選択し、より専門性の高い教育を受けることになります。1年次は専門的な内容につながる基礎教育を受けるとともに両コースの特徴を広く学びます。これにより、自分の興味がある専門内容がどちらのコースなのか、1年間じっくりと考えて、2年次以降のコースを選択することができます。生物生命学科に関わる分野は「医療」・「食」・「環境」と非常に多岐にわたります。私たちの生活に密接に関わるこれらの分野において、今後様々な問題が起こると予想されています。そしてその問題解決のためには、生命現象および生体分子のはたらきを分子レベルで理解し、生物資源や生物機能を高度に活用することが重要だと考えられています。
 生命現象を応用し、生物機能を利用した代表的技術革新には、遺伝子組換え、PCR、ゲノム編集などがあります。遺伝子組換え技術は、バイオ医薬品の分野で利用されたり、遺伝子組換え作物の作出にも利用されています。PCRは、近年コロナウイルスの検出に利用され、日常的に耳にするようになりましたが、生命科学の分野において欠かせない技術です。ゲノム編集は生物の設計図を書き換えることのできる革新的な技術として2012年に登場した新しい技術です。ヒトの全遺伝情報(ゲノム)の概要が解読されてすでに20年が過ぎています。今や技術的にはその遺伝情報を書き換えることができる時代に入っているということです。これらの技術はいずれもこれまで世の中になかったものを生み出すことができる技術です。このように、生物生命学科の領域は進歩のスピードがはやく、大変興味深い学問領域です。生物生命学科では、動物・植物・昆虫・微生物などさまざまな生物を研究材料として、新しい研究課題に取り組んでいます。
 また、教育・研究に加えて、資格取得にも力を入れています。生物機能科学コースでは、いくつか必要な単位を習得し、卒業することで「食品衛生管理者」、「食品衛生監視員」の資格を得ることができます。応用生命科学コースには、「臨床工学技士プログラム」(定員5~10名)が設置されており、4年時に京都保健衛生専門学校で学び、臨床工学技士の受験資格を得ることができます。この他にも「公害防止管理者」、「バイオ技術者」、「食生活アドバイザー」など、資格の取得を応援するシステムを設けています。
 生物生命学科では、論理的思考力、問題解決能力を身に付け、実社会で活躍できる人材育成を目標としています。社会的な関心が高いこの学問領域で、研究を楽しみながら自分の成長が実感できる大学生活を過ごしてみませんか。
(生物生命学科長  浴野 圭輔)
 






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