崇城大学生物生命学部は、1976年に工学部内に設置された「応用微生物工学科」と、2000年に同じく工学部内に設置された「応用生命科学科」を起源としています。生命科学分野の発展と教育研究の充実を目的として、2005年に両学科を統合し、「生物生命学部」として発足しました。本学部は約50年にわたり、教育と研究を通じて生命科学分野の発展に貢献し、グローバルおよびローカルの双方で活躍できる人材の育成に努めてきました。
生物生命学科は、2026年度より「医薬分野」、「食分野」、「環境分野」を幅広く学べる学科に生まれ変わります。分子生物学、生化学、微生物学、公衆衛生学といった基礎科目を学んだ後に、医用工学、薬理学、免疫学、発酵食品学、食品機能学、食品衛生学、植物生理学、環境保全学、環境生態情報学など多彩な科目群から学生自身の興味に従って講義を履修することができます。また、「化粧品基礎概論」、「化粧品機能学」などの科目では社会的需要の高くなっている化粧品科学を体系的に学ぶことができます。 卒業研究では、ありとあらゆる生命(動物・植物・昆虫・微生物など)を研究対象として、基礎から応用まで幅広いテーマから研究室を選んで研究をすることになります。こうして、自らが選んだ分野のスペシャリストとして成長する、あるいは、幅広い視野を持つジェネラリストとして成長することができます。
研究・教育に加えて、資格取得のための支援にも力を入れています。卒業することで「食品衛生監視員・食品衛生管理者」と「自然再生士補」を取得することができます。また、所定の単位を修得することで「中学校・高等学校教諭一種免許状(理科)」の資格を取得することもできます。「臨床工学技士プログラム」の履修者は臨床工学技士の国家資格の受験資格を得ることができます。こちらのプログラムはこれまでに95%の国家資格合格率を誇り、全国各地の病院への就職実績を残しています。その他にも、「公害防止管理者」、「バイオ技術者」、「食生活アドバイザー」、「日本化粧品検定」などの資格取得を応援するシステムを設けています。
卒業生は、多方面で活躍しています。多くは、医薬品・食品・環境・化粧品の関連会社などに就職しています。中学校・高等学校の教諭や、官公庁において食品衛生監視員として、企業で食品衛生管理者として活躍している卒業生もいます。あるいは、大学や研究機関で研究者として活躍している卒業生もいます。皆さんも、崇城大学生物生命学部生物生命学科で頑張ってみませんか。
(生物生命学科長 千々岩崇仁)
新カリキュラムの概要

