生物生命学科

生物資源環境工学研究室

医・食・住・の視点で多様な地域創生〰目指せ錬菌術師!

生物資源環境工学講座――この名前を聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょうか。

近年、全国の大学でも似た名称を見かけるようになりましたが、本講座は50年近い歴史を持つ伝統があります。

 

「何をやってもいい」。

これは初代教授が込めた想いであり、本講座の原点です。その言葉の通り、私たちは分野にとらわれず、工学・環境・医療・食といった幅広い領域の研究を行っており、卒業生も各分野で活躍しています。

 

取組例として――

工学分野では「微生物によるエチレン生産」、

環境分野では「アマモなど海洋植物と陸上植物の進化」や「匂いを利用した植物病原菌・農業害虫(主にお米やとうもろこしなど貯蔵穀物対象)の防除」、

医療分野では「ヒト核内受容体に着目したがん発症メカニズムの解明と治療への応用」

食の分野では「内分泌かく乱物質の観点から知る伝統発酵食品の功罪」、「畜産における資源循環の研究」、「食生活が脳機能および行動特性に与える影響の統合的研究」

など、多様なテーマに取り組んでいますが、食料安全保障や地域課題の解決を包括しているため「六次産業化」にも取り組むテーマもあります。

 研究テーマが微生物から食・環境そして昆虫に海洋生物...多岐にわたります。言葉で書くと分量が多いのですがこれをAIに画いてもらった図を下記に示します。なかなかよくまとまっているなと絵心がない私は感心してしまいます。現在、卒業生に絵をかいてもらっているので出来上がり次第差し替えますが、ひとまずこの絵を見ていただき、何をやってるのかな?って想像して楽しんでもらえるうれしいです。

 

変わり種としては、本学在校生が高校生の時に取り組んだ探究活動そのものが発展した「世界のカブトムシと日本のカブトムシの探求」。

武器昆虫であるカブトムシの進化や生態系の理解を目指す研究ですが、分野的には上記4分野を横断して進展中です。(カブトムシって医療の分野でも応用可能なんですよ!)

 また、コーヒーの花の開花因子のスクリーニングに取り組んでいます。家や農園のコーヒーは花が咲くのに、なぜか研究室のコーヒーは花が咲きません。Help us!

このように色々な研究テーマがありますが本当に大切なのはテーマではありません。本講座のキーワードは「自給自足」。

個人の力だけでなく、チームで課題に挑みながら成長していくことを大切にしています。

 

できなかったことが、できるようになる。

そんな当たり前で、しかしとても大切な経験。

ぜひ新しい力を身につけてください。

内分泌撹乱物質(環境ホルモン)と核内受容体に関する研究

私たちの生活は多くの化学物質によって支えられています。しかし、生活を便利にする一方で、化学物質はその製造、使用、廃棄の過程で、ヒトの健康に悪影響を及ぼす場合があります。これらは『内分泌撹乱作用』と呼ばれ、化学物質は通常の毒物とは異なり、内分泌撹乱物質と称されます。このような化学物質が私たちの体内に入り、細胞内でタンパク質を作り出すスイッチとしてはたらく核内受容体に結合してしまう危険性が懸念されています。この問題の詳細を探るために、内分泌撹乱物質(環境ホルモン)による核内受容体を介した転写活性制御の分子機構の解明を目指し、研究を行っています。

   

  

27th International Congress of Entomology (ICE2024 Kyoto)

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